今年のはじめ、パタゴニアレース前のシーカヤックトレーニング中にカヤックを破損させてしまいました。
その時のことをブログに投稿していたのでご覧ください。
破損した艇はレース後もずっと三浦海岸のホンダカヌースクールに置かせて頂いていて、先週本田大三郎先生に修理方法を教えて貰いながら、修理してきました。
穴が空いたのはこの二箇所。
サッカーの本田佳佑選手のお爺様のお兄様が本田先生なのです。
本田先生はプロレスラーの本田多聞選手のお父様でもあります。
そして先生はカヌーの選手として、東京オリンピックに出場しています。
スゴイ方なんです。
先生の経歴も素晴らしいのですが、今回先生と初めて色々とお話させて頂いて一番素晴らしいと思ったのは、先生のスポーツに対する愛情。
講演や大会で日本中を飛び回っている先生ですが、この日は一日私のカヤック修理を見てくださりました。
で、修理ですが・・
穴とその周りを削って平らに。
ガラス繊維のシート2枚を、樹脂と硬化剤を混ぜたものに染み込ませて貼ります。
しばらく待って概ね乾いたら段差が出ないように端を削っていきます。
カヤックの色が白なので、修理箇所はやや目立ちますが、樹脂に色を付けるのはけっこう上手くいかないそうです。
作業しながら先生の有難いお話を沢山聞きました。
話しをしていると、作業も捗りました。
「海外遠征に行く前は、傷を隠すために必ずよく磨いたもんだよ」
と言いながら、傷だらけのカヤックを磨き始めたので私も一緒になって磨いてみました。
そしたらこの通り!
右半分だけ磨いてみました (笑) 違いがよくわかります。
午前中から夕方まで、途中材料を買いに出かけたり、お昼ご飯を食べに出かけたりしながら一日掛かりで修理完了。
今週は磨き終わっていない半分を磨いて、内側の隔壁も水漏れするので修理する予定です。
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