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2010~2012プロアドベンチャーレースチームTeam EASTWINDメンバー(トレーニング生)として活動、2012年9月選手引退。 アウトドアライフ・スポーツの様々な楽しみ方、大会・イベント情報、和木香織利の私生活(IN&OUTDOOR)日記。2013年6月11日、第一子の女の子を出産し新たな人生のステージが始まりました。
Ex-Adventure Racer of Team EASTWIND(2010-2012), officially retired as a racer in September 2012. Introducing ways to enjoy outdoor activities, race and event information, and my private indoor&outdoor daily life.

2012年3月13日火曜日

クラッチのイーストウインド卒業について

NHKの番組で「寡黙な力持ち」と呼ばれたイーストウインドメンバークラッチこと、倉田文裕が先日のパタゴニア・エクスペディション・レース(PER)を最後にチームを辞めることを決意しました。

チームブログ 「倉田文裕 イーストウインド卒業」
http://east-wind.seesaa.net/article/256672865.html

倉田文裕 オフィシャルブログ 「再出発」
http://fumihirokurata.doorblog.jp/archives/3792473.html


PER2012を終えての帰路、ロスでのトランジットで田中キャプテンよりクラッチがチームを辞めることが発表されました。ヨーキと私はこのとき初めてクラッチが辞めることを聞きました。

そしてクラッチ本人からも「トレランに集中したい、日本一になりたい。もう自分は30歳で今しかない。」と話を聞いて、ヨーキも私も「応援している」と返答。

今年PERを準優勝し、来年もこのメンバーで絶対に優勝を勝ち取る!という意気込みはヨーキにも私にもあった矢崎、クラッチが抜けることはチームとしては残念だしとても痛いのは事実。
クラッチの存在と力はチームにとって物凄く大きいものでした。

でも、私はクラッチが辞めると聞いて正直そんなに驚きませんでした。

クラッチがトレランがどれだけ好きか知っているし(つもり)、速くなるために日々努力していたのも知っていました。
速くなるための日々のトレーニングはもちろんAR(アドベンチャーレース)のためでもあったけど、クラッチはトレランで結果を出したいのは分かっていました。

昨年2011年
2月にPERを終え、春~秋はラフティングガイド、そして11月に世界選手権、その3ヵ月後はPER2012。

ラフティングガイドはお客様の命を預かる仕事故、トレーニングで体力を消耗して仕事に支障を来すのはもっての他。思うようなトレーニングが出来ていなかったようでした。

それでもトレランレースにエントリー、仕事の合間にトレーニングをするも身体に相当無理があったようで体調不良な状態でレースを走らなければならないことが、私が知っているだけでも幾度かありました。

一番結果を出したかったハセツネは、世界選手権直前で欠場。
もちろんチームにいる限り、アドベンチャーレースを全て優先。

クラッチにとっては歯がゆい思いをした一年だったんじゃないかと感じました。

だから辞めると聞いたときは、私は残念だなーという思いはあまりなくて、「おぉ、ついに決意したか!」と思いました。

クラッチには自分の夢・目標があり、それに向かって歩むためにチームにはいられないならすっきり納得。イーストウインドで活動したからこそ、今のクラッチの強い意思があるんだと思います。

1年前、クラッチがトレランで伸び悩んでいる時期にいると言っていました。
チームを辞めた今、クラッチは絶対に伸びると思います。

因みにクラッチのハセツネ自己ベストは8時間46分(2010年) (速っ!)


残されたチームイーストウインドは、そして来年のPERはどうなってしまうの?
という心配は、私はあまりしていません・・・ (私だけ?)

本当に強いチームは、メンバーが入れ替わっても強いんです。
現にラフティング世界チャンピオン「チームテイケイ」だって全員ではないけれど、チームメンバーが変わっても世界選手権2連覇しています。

PERを4連覇したAdidas TERREX Prunescoなんて、過去4年間続けて出場しているのはキャプテンのNickだけなんです。

だからクラッチが抜けたことで、来年は優勝できないというのは言い訳にしかならないと思います。

クラッチが抜けてたしかに痛いです。
けど、クラッチがいたことで築いた今のイーストウインドを、今後もイーストウインドの文化として確立していくことが大事なのではと思います。

メンバーが一人変わったからまた一からやり直し、そんなチームはずっと強くなれないのでは。

今後新メンバーを迎えるとき、その人にクラッチを引き継いでもらうというよりは、今のチームの文化を理解してもらい、受け入れ、その人の強みをチームに生かしてPER優勝に貢献して貰いたいと思います。

クラッチのブログにも書いてあるように、辞めた今でも仲はすこぶる良いです。
私が言うのも変ですが、今後はトレイルランナー倉田文裕の応援も宜しくお願い致します!

クラッチ、オフィシャルブログも立ち上げて新たな一歩への決意が強く感じられました。
倉田文裕オフィシャルブログ 「Passo a Passo 一歩一歩」

がんばれクラッチ!!
ハセツネで表彰台の一番高いところにいるクラッチに会えるのを、心から楽しみにしています!

4 件のコメント:

  1. ケイちゃんのものの捉え方、素敵だね。
    きっと持ってうまれた部分と、素敵な仲間に作られた部分と、レースでいろんな事を学んで作られた部分があるんだろうけど、これからいろんな場面でケイちゃん自身も周りも幸せにすると思うな。

    クラッチとの信頼関係をすごく感じるよ!
    これからのクラッチも新しいイーストウィンドも、お互いを刺激しあって応援しあえる素敵な関係になりそうだね!

    どちらの今後も楽しみ&応援しています!(^O^)/

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  2. 今までに、色々な夢(希望、や思い)に向かって走り続けている
    カオちゃんだからの思いでしょうか?
    それとも、カオちゃんを育てた和木ファミリー・パワーかな

    オヤジは何時も和木ファミリー・パワーを尊敬していますよ^m^

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  3. やこちゃん2012年3月14日 14:55

    う~ん、私の記憶が正しければ、あのワッキーの同僚が「惚れちゃうわ~。」と言ったクラッチですか?

     卒業した後もお互い応援しあえる仲なんて、素敵ですね~。
     
     私はそんなチームに惚れちゃうわ。

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  4. レナっち
    コメントありがとう!信頼関係か・・・ 言われてはじめて、そういえばそんなものがあるのか!と気がついた。そうね、一緒にレースをやるとその人の本質見えてくる。余り他人に対してとやかく言わないクラッチ、私には言ってくれるし。チームメイトではなくなったけど、お互い高め合えたら素晴らしいよね。


    田中店長
    コメントありがとうございます。
    田中オヤジは和木ファミリーをよくご存知ですもんねー(^^)
    今後とも宜しくお願いいたします。次会うのは、来期の展示会でしょうか?笑


    やこちゃんさま
    コメントありがとうございます。
    同僚、だけでなく色んな女性がその言葉を言っている、あのクラッチです(笑)
    チームを辞めることになっても応援できる人柄を持っているのが、クラッチなのだと思います。

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